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返せない借金の対処法

こんにちは、松本光輝です。今回は、経営者の皆さんにとって非常に重要なテーマ「返せない借金の対処法」についてお話ししたいと思います。経営に行き詰まり、資金繰りが苦しくなったとき、どのように対処すればよいのか、具体的な方法を解説します。

金銭消費貸借契約書とその意義

銀行からお金を借りる際には、通常「金銭消費貸借契約書」を取り交わします。しかし、すべての契約が約束通りに履行されるとは限りません。契約書は、あくまで約束が守られない場合を前提に作られています。

資金繰りが苦しくなったらどうする?

もし、資金繰りが苦しくなり銀行への返済が難しくなった場合、まず無理をして返済を続けるのではなく、銀行に相談して返済の猶予をお願いしましょう。これは「リ・スケジュール」または「リスケ」と呼ばれ、中小企業の10社に1社が実施しています。リスケを行うことで、毎月の元金返済をゼロにすることも可能です。

リスケの実施とその効果

リスケは通常、3年間程度の猶予期間を設けることが一般的です。この期間中に収益が改善すれば、元の返済額に戻せばよいのです。ただし、リスケ中も利息は支払う必要があります。もし、利息の支払いも難しい場合には、「代位弁済」という方法があります。

代位弁済の活用方法

代位弁済とは、保証協会が銀行に代わって返済を行う制度です。これを利用すれば、元金も利息も支払う必要がなくなり、その時に返済可能な金額だけを保証協会に返済すれば良いのです。保証協会は中小企業を支援するための国の機関であり、この制度を利用することで一気に資金繰りが楽になります。

代位弁済の注意点

ただし、代位弁済を行うと、原則としてその後の銀行からの借入れは困難になります。また、保証協会付き融資ではないプロパー融資の場合には、代位弁済はありません。代位弁済を選ぶ際には、これらの点に注意しつつ検討することが重要です。

賢明な選択をするために

代位弁済を活用することで、多くの支払いを止めることができ、経営に一時的な安定をもたらすことができます。しかし、保証協会の保証率が100%でない場合、銀行に少しの残高が残ることもありますが、大きな影響はないでしょう。経営者として、資金繰りが苦しくなった際には、無理をせずに賢明な選択をすることが重要です。

経営は常に順風満帆とは限りませんが、正しい知識と適切な対応で、困難な状況を乗り越えることができます。皆さんも、ぜひこの情報を参考にして、自社の経営に役立ててください。

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