
新しい銀行との付き合い方
従来の銀行というと、預金やお金の借入の場としてのイメージが一般的でした。しかし、数年前に法律が変わり、銀行は単にお金を貸すだけでなく、商売の範疇にも進出することが許されるようになりました。この新たなビジネスモデルの一つが、「手数料ビジネス」です。これは、取引先や人材を紹介し、その紹介に対する手数料を受け取るというものです。
具体的には、銀行にどのようにして自社の商品やサービスを購入してもらえそうな会社を紹介してもらうかという点にあります。このアプローチには複数の方法が存在します。
1 指定の会社への直接介入を依頼する方法:
「●●会社に自社の商品やサービスを売りたいのだが仲介をしてください」と銀行に依頼します。これは最も直接的で効率の良い方法です。
2 地域を指定しての企業紹介を依頼する方法:
特定の地域で商品やサービスを売りたい場合、「その地域で買ってくれそうな会社を紹介してほしい」とお願いする方法です。
3 共同開発パートナーの紹介を依頼する方法:
「自社でこのような商品を開発しているが、共同で開発をしてくれる会社を紹介してほしい」と依頼することで、技術的な協力関係を築くことができます。
4 その他のネットワークの紹介:
販売ネットワークや不動産会社、運送会社など、自社にない、あるいは不足している業務を補完するパートナーを紹介してもらう方法です。
このように、銀行との新しい関係は、単なる金融機関としてではなく、ビジネスパートナーとしてもその力を借りることが可能です。企業が成長するためには、こうした新しい方法での銀行との連携が重要になってきており、様々な可能性を秘めています。
「(株)事業パートナー東海」にご相談頂ければ、案件によっては「(株)事業パートナーの松本社長」と連携して事業再生・事業承継等に取り組みます。